2010年9月24日金曜日

損害保険の用語

損害保険に関わる用語について解説します。

再調達額(新価):失われたものと同等のものを新たに建築・購入するのに必要な金額。

重複保険:同じ家に、保険会社が異なる複数の火災保険をかけること。

解除:契約当事者(加入者と保険会社)の一方の意志によって契約の効力を契約時にさかのぼって消滅させること。

解約:保険契約者の請求により、契約の効力を将来に向かって消滅させること。

自動復元:保険金を支払った場合でも、保険金額が減額されない方式のこと(例:住宅火災保険、車両保険等)。
これに対して、倉庫物件用火災保険は、支払った保険金分だけ保険金額が減額される。

再保険:保険会社が他の保険会社に引き受けてもらう保険のこと(例えば大地震等の災害の備え)。

実損てん補:損害額が保険金額よりも小さかったとき、損害額全額を支払うこと。

比例てん補:保険の目的物の価額(時価)が保険金額よりも大きい場合、損害発生時に不足する割合に応じて保険金を減額して支払う方式。
例えば5000万円の家に3000万円しか火災保険を掛けていなかった場合、火事により2000万円の損害が生じても、2000万円(全額)支払われるわけではなく、2000万円×(3000/5000)=1200万円の保険金が支払われることになる。

損害率:保険料に対する支払った保険金の割合

  損害率=(正味保険金+損害調査費)/正味保険料

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