2010年9月24日金曜日

所得補償保険

所得補償保険とは、簡単に言えば、日本国内、国外を問わず、病気やけがで働けなくなった時の収入ダウンをカバーする保険です。

「医療保険に入っているから大丈夫」と言われる方も多いと思いますが、医療保険は、あくまでも入院中の医療費の補てんが目的です。

入院1日あたり5000円とか1万円で契約することが多いと思われます。

しかし、この金額では、働けなくなったことによって失う収入のカバーは難しいのが普通です。

所得補償保険の保険期間は1年で、その期間内に起きた就業不能について一定期間てん補されるように設定します。

たとえば、1月1日から12月31日までの保険期間で、3月1日から長期入院してしまい、翌年の6月30日まで働けなかった場合、てん補期間が2年の設定であれば、働けなかった1年3か月が保険金支払い対象期間になります。

ただし、免責期間の設定があれば、その間は支払い対象となりません。(免責期間を長く設定すれば、保険料は安くなります。)

氣になる保険金は、職業や職種、年齢、てん補期間によって異なります。性別による違いはありません。

たとえば、30歳、一般事務職、基本保険金額10万円(月額)、保険期間1年、てん補期間2年、免責期間7日の場合、月払い保険料は2000円程度です。同じ条件で40歳なら3000円、50歳なら4500円程度になります。

なお、保険金の支払い対象は、「まったく仕事ができない状態」となっていて、入院しているかどうかは問われません。自宅療養でも補償対象となります。

また、保険事故が生じないで保健期間が終われば、満期時に無事故戻しとして、一般的に保険料の20%が払い戻されます。

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