マンションにお住まいの方、自分の住んでいるマンションに保険がどのようについているかご存じですか?
マンションに保険をかける意味はどこにあるのでしょうか。
まず、マンション生活に潜む危険について考えて見ましょう。
住宅を購入したら火災や地震が心配だから火災保険に加入するという人は多いでしょうが、考えられるリスクはそれだけではありません。
具体的に挙げてみましょう。
・火事や爆発
・自然災害(台風・落雷・風水害・雪災・雹災)
・地震
・水漏れ
・第三者に対する損害賠償事故
・機械設備・共有部分の設備等の事故
などです。
それではこれらの危険に対して、具体的にどのような保険商品で対応したらいいのでしょうか。
主なものを挙げてみます。
火災保険
地震保険
施設所有者賠償責任保険
個人賠償責任保険
ガラス保険
機械保険
そして、これらの保険がセットになっている管理組合専用の保険もあります。
さて、どのように保険をかければよいのか考えるとき、戸建てにはない、マンション独特の問題があります。
まず、マンションには専有部分と共用部分があります。
専有部分に自分で保険をかけることはもちろんですが、共用部分の場合、マンション管理組合で一括して保険をかけるケースが多いと思います。
そして、戸建てと違ってマンションの場合には自分だけの意志決定だけで物事を進めることができません。
また考えの異なる様々な居住者も一緒ですからトラブルも起こりがちです。
保険の設計においても共用部分の保険を管理組合で契約する場合、必ずしも自分で必要だと思う保険に管理組合が加入するか分からないこともあります。
管理組合の健全な運営にはもちろん居住者の積極的な参加が不可欠ですが、これがなかなか上手くいかないケースも多々あります。
仕事や家族のことで管理組合の活動までとてもできないという方も多いと思います。しかし、マンションは数千万円もかけて購入した大切な資産です。
多くの居住者がこれを意識していくことがマンションという資産の維持にも繋がりますし、適正な管理組合の運営がされているところは保険についても明確な考えのもとに加入しているケースが多く見られます。
マンションによって置かれた環境や状況は異なりますからこうすれば間違いない!という答えはありません。自分たちのマンションには何が必要で何が必要でないのかを充分に話合って方向性を決めましょう。
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