マンションで盗難やピッキングに遭った場合、考えられる損害は盗まれた家財及び侵入の際に壊されたドアや窓ということになります。
家財を目的に火災保険の契約があれば盗まれたものは補償の対象となります。
今日は、マンションでの盗難に備えるための火災保険について、注意すべき点をいくつかご紹介します。
①盗難が対象外になる場合がある
火災保険の種類が、住宅火災保険、普通火災保険の場合、盗難は対象外となることがあります。
(最近では盗難は対象になる商品がほとんどですが昔加入した商品がそのままになっている場合は要確認)
②専有部分と共有部分の区別を確認しましょう
例えば、窓を割られたり、ドアを壊された場合を考えて見ましょう。
マンションの場合、窓ガラスや玄関の扉などは利用制限のある建物の一部と考えられています。
利用制限とは、例えば、自分の部屋の扉だからといってまったく見た目の異なる扉をつけたりしては美観を損ねることもあるのでこうしたことを禁止することを言います。
こうした利用制限のあるものについては共用部分とされています(標準管理規約第7条)。
しかし玄関の錠や内部塗装部分については専有部分ということになっています。
マンションの保険をかける場合は、対象が共有部分か、専有部分かを踏まえて保険のプランを立てる必要がありますので、注意してください。
③バイクや自転車を盗まれた場合の注意点
一般的に家財を目的に火災保険に加入した場合、バイク(125cc以下の原動機付自転車を除く)はその対象になっていません。
ちなみに、自動車保険では、仮に車両保険に加入していても、そのバイクそのものの盗難損害は補償されていませんので覚えておきましょう。
火災保険では前述の通り自転車やいわゆる原付バイクなどは補償の対象となります。
保険の種類によって内容は多少異なりますが、住居敷地内の屋根付き駐車場に置いてあった場合の盗難を対象としています。
マンションの場合には指定の駐輪場ということになりますので、スペースがないから脇の道路に置いていたときには保険金支払いの対象とならないこともありますので気をつけておきましょう。
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